安平町に春の訪れを告げる『菜の花さんぽ』が終わり、本格的な夏に向けて季節が変わっていくこれからの時期、2019年４月に新たにオープンした『道の駅あびらD51ステーション』を拠点に夏の安平ドライブを楽しんでみませんか。

今回は、道東自動車道追分IC側から安平町に入って楽しむ安平ドライブコースをご案内します。

 

高速を降りて、道の駅に向かう手前、右手にシルバーに輝くエアーストリームが目に入ってきました。

『COFFEE STAND Sieste（コーヒースタンド　シエスタ）』の文字が書かれたエアーストリーム横にある店舗では、自家焙煎珈琲や夏におススメの冷たいドリンク、町内の原料を積極的に使った手作りのシフォンケーキや焼き菓子なども販売されていてテイクアウトで楽しめます。テイクアウトした商品はエアーストリームの前にあるテラス席でも飲食することができるので、天気の良い日は、是非ここで楽しんでみては。

 

コーヒースタンド　シエスタ

安平町追分緑ヶ丘150-8

TEL.090-5956-7910

営業時間　9：00～18：00

定休日　火曜日

 

珈琲は豆を自家焙煎していて、香り高い深い味わいが楽しめます。これからの時期おススメは、シチリア島発の食べるかき氷・グラニータで、特に人気はベリーとキャラメル（各650円）です。見た目もキレイでインスタ映えもするので、是非エアーストリームの前でリゾート気分で味わってみては。その他、地元のイチゴを使ったスムージー（400円）やシュワシュワ感が人気の痛快イタリアンソーダ（250円）も人気です。手作りのシフォンケーキや焼き菓子もあるので、ドリンクと一緒にいかがですか。年内には今よりもちょっと高速側に近い場所に移転予定です。

 

シエスタさんを出て、早来側に車を走らせると、この春新しくオープンした『道の駅あびらD51ステーション』が見えてきます。ここでは、道の駅の名前の由来にもなったD51 320やキハ183系などの列車や鉄道の町として栄えた安平町追分地区と鉄道の歴史を知れる展示資料が数多く展示されています。

また、地域のお土産が買える特産品コーナーや地元の新鮮野菜が買える農産直売所『ベジステ』もあります。

そして、この道の駅で是非味わいたいのが季節ごとにラインナップが変わるソフトクリーム。定番のD51もくもくソフト（380円）のほかに、この時期は黒千石きな粉ソフト（380円）も販売中です。

 

道の駅で観光情報を手に入れて向かった先は、追分にある鹿公園。可愛らしいエゾシカや小動物、鳥たちに出逢えるほか、これからの時期は幻想的な蛍の光が飛び交うネイチャーゾーンです。明治35年に日本で初の保健保安林として指定を受けた場所で、キャンプ場やバーベキュー炉も完備（有料）しています。アスレチックも併設されていて、子供も楽しむことができます。森林浴も兼ねて、是非立ち寄ってみてください。

 

安平町鹿公園

勇払郡安平町追分白樺2丁目1番地

 

鹿公園で森の散策と自然の癒しを満喫したら、次は早来方面へ移動してランチタイム！早来地区の中心街にあり、地元の人にも人気のお店『レストラン しばらく』へ。平日は、地元のサラリーマンの皆さんでいっぱいのレストランですが、週末は家族連れや仲間同士、ドライブで観光に訪れた方が多く立ち寄ります。メニューも和食・洋食・中華など200種類ほどがあり、選ぶのに迷ってしまいそう。特に人気なのは、そのボリュームが“ハンパないって！”といいたくなる量の豚肉のあんかけ焼きそば（770円）。醤油ベースのあっさりめの味付けで子どもから大人まで幅広い層に人気の一品です。

 

レストラン　しばらく

安平町早来大町112-2

TEL.0145-22-4100

営業時間　12：00〜14：00（L.O.）／17：００〜21：30（L.O.）

定休日　日曜

駐車場　20台

 

普段は地元のお客様で賑わっている『レストラン　しばらく』。喫茶メニューから居酒屋メニューまで幅広く取り揃えている人気のレストラン。お客様のニーズに応えようと和食・洋食・中華などおよそ200種類の豊富なメニューがあります。カウンター席やテーブル席などがあり、小さなお子様のいるご家族連れやカップル、仲間同士での食事にもピッタリです。リーズナブルな上にボリューム満点！さらに美味しいとくれば、人気なのも納得。駐車場も広いので、週末ドライブのランチはぜひこちらにお立ち寄りください。

 

しばらくさんでお腹いっぱい食事を楽しんだあとは、地元の特産品が買える安平町物産館へ。JR早来駅に併設されていて、安平町内の観光案内や特産品の販売もしている情報発信の場です。安平町の特別栄誉賞を受賞した、七冠馬ディープインパクト、ジェンティルドンナの特別レイも飾られています。

 

安平町物産館

安平町早来大町199-1

TEL.0145-22-2992

営業時間　8：30〜18:00

定休日　12月31日〜1月3日

 

観光や食事を楽しんだら、どうしても最後に立ち寄りたいのが温泉。安平町には、鶴が病気を治していたことから発見された、明治初期開湯の由緒ある温泉『ふる里の名湯　鶴の湯温泉』があります。温泉の目の前には道内随一のハス池庭園が広がり、夏場に咲き誇るハス（見頃：8月上旬～下旬）のほか、春にはエゾヤマサクラ、秋には紅葉など四季折々の景色が楽しめます。池の周りは遊歩道があるので池の周りを一周することもできます。

温泉で疲れをとったら、『お食事処　和』でお食事はいかがですか。豊富なメニューの中でも人気のザンギ定食（900円）は味もボリュームも最高です！ザンギはお持ち買えり用（600円）もあります。

 

 

ふる里の名湯　鶴の湯温泉

安平町早来北町5番地

電話番号                0145-26-2211

営業時間                10：00～21：00

定休日    水曜日（水曜日が祝日の場合は、翌木曜日が休業）

料 金

入浴料金 （日帰り入浴）／大人：500円（中学生以上） 子供：300円（3歳から小学校6年生まで）

• 浴室内に石鹸、シャンプーの備え付けはありません。 ご持参または受付にてお買い求め下さい。
• 宿泊料金／最大22名様まで収容可能

素泊まり：4,800円／1泊朝食付：5,800円／1泊2食付き：7,800円（朝・夕食ともに食堂でのご提供となります）

 

お食事処　和

営業時間　平日11：00～14：00／17：00～20：00（ラストオーダー19：30）

日曜・祝祭日　11：00～20：00（ラストオーダー19：30）

 

明治の初め頃、フモンケの原野（現在の安平町）に放牧馬を監視にきた牧夫が、しばしば病んだ鶴が沢地に舞い降りていき、冷泉に湯浴みして病気を治し飛び去って行くのを見という話を聞いた地元牧場主で「駄づけ※1」を行っていた井上利三郎氏がケガをした人と家畜をこの泉に浴させてみたところ、疾病がたちまち治ったことから、霊泉であることがわかりました。鶴に教えられたことから“ツルの温泉”と名付けられ、この事が広く道内に知れわたり、ツルの温泉が“鶴の湯温泉”と呼ばれるようにりました。これからの季節、ハスの花の時期もとてもきれいですので、名湯の湯に癒されにきませんか。

 

効能

温泉質／冷泉含硫黄ナトリウム炭酸水素塩泉

泉温／14.5℃（冷泉）　湧出量／130L/分

浴用適応症／神経痛･創傷･皮膚病･きりきず･やけど･筋肉痛･疲労回復･冷え性･慢性婦人病･うちみ･関節痛･糖尿病･慢性皮膚病･五十肩･運動麻痺･関節のこわばり･痔疾･病後回復期･水虫

 

※１「「駄づけ」とは駄載運搬作業のことで、道路が整備され馬車が普及する以前の物資運搬の主役を担っていた。

 

季節ごとに様々な風景が楽しめる安平町。今回、ご紹介した以外にも多くの観光スポットやグルメスポットがありますので、道の駅を拠点に四季を満喫する週末ドライブにお越しください。